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「知的資本論」を読んだ

📆2020/09/12🔖 読書ログ

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「知的資本論」を読みました。正直言うとあまりピンとは来なかった感じでした。

CCC(カルチャーコンビニエンスクラブ)という TSUTAYA を運営する会社の代表の方著書で、新代田 FEVER 前に Take Free で置いてあったのがきっかけで持ち帰って読んでみました。装丁がとてもキレイだったってのが主な理由です。

本の内容としては、デザインが大切だよ、っていうことが序盤に書かれていて、その後は CCC がどういった戦略で TSUTAYA を展開してきたのか?が書かれていた感じでした。世の中に当時は書籍・音楽・映画を同時に扱う店舗というのは存在せず、だから作ったんだよ〜的な。ですが(自分の読み込みが足りなかっただけかもですが)あまりためになるなと思うところはなく、パラパラと読んで終わりにしてしまいました。

以下、引用

と軽い自分のメモです。

デザインは専門のデザイナーに任せればいい、などという態度は、これからは通用しないのだ(P50)

ここで言うデザインという言葉の定義によると思うけど、企業として出す成果物に対して美意識を持つっていうことは大事だと僕も思う。みんながみんなイラレ使えるようになれ!っていう意味だとしたらちょっと違うと思う。

顧客価値を高められるのであれば、いかにオペレーションの面などでの困難が増すとしても、それは克服されなければならない。(P53)

顧客を第一に考えるっていうのは素晴らしい。たとえ儲からなくてもそれをやるのか?とかそのへんの思想も気になった。今で言う PMF 検証とかそのへんの話(書いてなかった)

ちょうど、TSUTAYA ができるまで、映画・音楽・書籍を三位一体で扱う店が存在しなかったように(P87)
CCC では、本の形態などによる分類ではなく、その提案内容による分類で書店空間を再構築した。(P86)

たしかに思い返すと、自分が小学生とかのときとかで、音楽・映画・書籍を扱う書店って TSUTAYA 一択だった気がする。個人的にはどうやってそのイノベーションが生まれたのか?イノベーションが生まれるプロセスにデザインはどう関わってたのか?ってところが読みたかった(こちらも書いてなかった)

(あまりオススメはしませんが)もし興味があれば🙌

知的資本論