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「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか(漫画版)」を読んだ

📆2020/08/28🔖 読書ログ

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読みました。

きっかけは?

落合陽一さんの動画は、YouTube で片っ端から見ています。見ていた動画の中に、この本の著者である山口周さんと対談している動画があり、本書について言及されていたので、ポチりました。

文庫本版と漫画版があったのですが、エッセンスだけ得るには漫画版かなと思い、漫画版を選びました(安直)

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本の内容を簡単に説明すると、

世の中の人間は3種類に大別され、「アート型」「サイエンス型」「クラフト型」と表現されています。それぞれの型を持った人たちが調和・コラボレーションすることで、経営は正しい意思決定ができます。しかし、現代は世界的なサイエンス偏重になり、バランスが崩れてしまっていると本書では問題提起していました。

なぜサイエンス偏重になってしまうのか?なぜアートが大事なのか?そして、これからの組織はどうあるべきか?について書かれていた一冊でした。(まあ、漫画版なので少し盛られたシナリオで、アートってダイジだよね!みたいなストーリーになっていました。)

以下、本の内容の引用とメモです

アートよりサイエンスが重視される理由

意思決定の理由を後から説明できるから。 ・サイエンス: 事実や分析に基づいて理由を説明する ・クラフト: 過去の実績に基づいて理由を説明する ・アート: 「これは楽しい」と主張する → 主張がぶつかった時に、かならずアートが敗北する (P188)

これが一番なるほどなあと思った。説明責任を過度に重視することで、サイエンス偏重な組織になってしまうそう。自分が(おそらく)サイエンス型の人間なので、過去を振り返って反省しました…(アートの人の意見をサイエンスで潰してしまったこととかあったんじゃないかな)

サイエンスもアートもどっちも大事

直感を大事にするあまり非論理的になる、というのはNG。どっちも大事(P191)

大前提だけど、勘違いしそうな人もいるのでここも引用。「とにかくアートが大事!」っていうよりは、どっちも大事ということ。そして、アート型になれ!というわけでもなく、チームで何かを達成するなら、アート型の人間の存在を認識することが重要という理解をしました。

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自分の中で「少し繋がったな」と思ったのは、最近読んだインタビュー記事で、Notion CEO の Ivan が言っていた以下のフレーズ。これ、完全にアート思考の発言なんだろうな。

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マンガと図解でわかる 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
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